先日記事の爆発が期待されていたにも関わらず、
Googleアナリティクスでリアルタイムのアクセスを確認したら、
なぜか1桁台・・・数人のアクセスしかなかったので、
変だと思いサイトを確認したところ、
・・・サイトにアクセスできない!!
え?また以前のようなアクセス過多によるものなのか?
と思いきや、
今回は前に記事にも書いた503エラーではなく、
いわゆる「403エラー」と呼ばれるものでした。
![](https://i0.wp.com/marryol.net/wp-content/uploads/2019/01/403.jpg?resize=300%2C261&ssl=1)
ん?これって、
アクセス過多によるものでも出るエラーなんでしょうか?
目次
403 Forbiddenってなに?
まずはエラーメッセージ「403 Forbidden」ですが、
これは何を意味しているのかというと、
英語のForbidden=「閲覧禁止」「禁止されています」という意味で、
ページは存在するけれど、
特定のアクセス者にページを表示する権限が付与されないことで、
アクセスが拒否されたことを示すエラーだったり、
サイトを制作している方の設計ミスで起きる障害だったり、
URLが間違っている場合、
さらには、
アクセスが混雑している時にも起きるエラー、
ということのようです。
とはいえ、
アクセスが集中したといっても、
リアルタイムで2000PV超えしても、
サーバーダウンしなかった「エックスサーバー」。
以前利用していた「さくらレンタルサーバー」の、
スタンダードプランなら分かるんですが・・・
かなりのアクセスに耐えられるということで、
アフィリエイターご用達とも言われているエックスサーバーのX10。
正直これくらいでエラーが起きるとは思っていなかったんです。
まさか・・・他にも深刻な原因が?
それともエックスサーバー側の障害?
そこで、
「403エラー エックスサーバー」といった具合で、
エックスサーバーの障害情報はないか?
検索しまくりました。
403エラーについて考えられる原因とは
まずエックスサーバー側に障害情報はなかったのか、
調べたところ、
該当すると思われる時間に障害情報らしきものは書いてあったのですが、
「現在復旧しています」とあったので、
これは違うっぽい・・・
では「よくある質問」に、
「403 Forbidden」というエラーが表示されてホームページが見られません
これがあったので見てみたら、
403 Forbiddenエラーは、アクセス権限がない場合に発生します。
【考えられる要因】
サーバーのご契約が有効でない(サーバーの「凍結」状態)
ドメインフォルダ内の[ public_html ]にデフォルトドキュメント(index.html や index.htm)がアップロードされていない
[ public_html ](または上位フォルダ)が削除されている
特定のIPアドレスからアクセスを拒否している
パーミッションに誤りがある
.htaccessの記述に誤りがある
WAF設定により不正アクセスと判断され拒否されている
サーバー契約が切れていないのかだけは、
確認できましたが^^;
(もちろん大丈夫でしたけどね)
あとのことについては何がなんだかで、
まるで心あたりすらなく、
しかもエラーが出たと思われる時間帯は本業中だったので、
サイトを触ることはまずありません。
では一体何があったのか?
そこで頼れる師匠に、
「今、エックスサーバーで403エラーの障害が起きているといった情報がありますか?」
ということを伺ってみたところ、
「その他にも同じ報告がきていますが、アクセス集中だと思います。サーバー側の問題なのでどうにも動けないですが、少し静観してみてください。
アクセス集中は間違いないかと思います。」
という返事が!!
(こういう時にネットで多くの繋がりを持っている方と近い関係(師匠)だと、
情報が入りやすいのでとても助かりますね。)
この返事をいただいて少し経ったところで、
サイトが復旧。
するとアナリティクスのリアルタイムが急に100PV超えしたので、
やはりアクセス集中には間違いありませんでした。
みんなが同じレンタルサーバー・同じネタで記事を書いたのが原因?
ところで今回のエラーがアクセス過多による一時的なものだったことが分かり、
とりあえず一安心だったのですが、
(とはいえその間のアクセスの取りこぼしが勿体なかったw)
相談した師匠に、
「この記事が爆発したのですが」
とお伝えしたところ、
師匠が403エラーの報告を受けた他のサイトも、
みんな同じネタの記事だったということが判明しました^^;
ですがトレンドサイトというのは、
実に多くのサイトが存在するわけですから、
いくらアクセスが集中したからといっても、
今までこんな形で「403エラー」なんて起きたこと、
ありませんでした。
しかし今回のエラーというのは、
エックスサーバー側がアクセス過多で制限したのです。
そこで今回のエラーの経験から、
私なりにこんな分析をしてみました。
- トレンドサイトを作っている人はやはりエックスサーバーのユーザーが多い
- ネタの話題性が想像以上に高かった
→それによってあらゆるサイトにいつも以上アクセスが集中し、
サーバー側が制限しないといけない状況になった
トレンドサイトというのは、
ネタの拾い方が結構被っている傾向があるので、
1つのネタに対して実に多くのライバルがいるわけですが、
今回のケースはおそらく、
同じようなネタの記事がいつものように沢山あっただけでなく、
それぞれのサイトのアクセス爆発ぶりが半端なかったのではないでしょうか?
そしてそれらのサイトの多くは、
エックスサーバーを利用していたことで、
エックスサーバー側の負担が大きくなり、
今回の障害に繋がったのかもしれませんね。
いずれにしてもトレンドサイトのレンタルサーバーは、
エックスサーバーはやっぱり人気が高いことが、
意外な形で判明?したわけですが、
逆に言えば、
また同じようなネタで爆発が起きると、
今回のようなエラーがまた起きるのではないかと・・・^^
そこがちょっと不安かな、
なんて思ってしまいますw
しかしながらアクセス過多によることが原因の403エラーは、
前回さくらレンタルサーバーで経験した503エラーの時とは違い、
あくまで一時的なものですから、
慌てず時が経てばすぐ復旧するものと見て良さそうです。
403エラーが出た時の対処法
さてエラーが解消されたと思ったらその直後、
エックスサーバー側よりこんなメールが届きました。
お客様のサーバーアカウントにおいて、上記ドメイン名への集中アクセスにより
1/11 19:57頃~20:07頃まで、
サーバー全体のCPU負荷が非常に高くなっておりました。
(※このため「Webサーバー停止を伴う再起動処理を実施」していたとのこと)そのため、お客様のサーバーアカウントへの
Webアクセスを一時的に制限しておりました。
ああ・・・やっぱりそうだったのね☆
そしてこんな対応をしたということも書いてました。
今後同様の負荷が発生した場合、
同一収容サーバーをご利用の他のお客様に対する悪影響が懸念されるため、
お客様のサーバーアカウントに対して、以下の対応を実施しております。▼サポートにて実施した対応
————————————————————
・当該ドメインにて、「Xアクセラレータ機能」の有効化を実施当サービスでは、Webサイトの高速化や、大量アクセスへの
耐性強化を行う事ができる高速化機能「Xアクセラレータ」の提供を開始しました。
当機能をご利用いただくことで、突発的な集中アクセスにおいても
CPU負荷などが大幅に軽減される可能性がございます。
これは何かというと、
Webサイトの表示速度を向上させ、
同時アクセス数を大幅に拡張することが可能になる、
その機能を有効化したということなので、
エックスサーバーのサーバーパネルをチェックしてみたら、
![](https://i0.wp.com/marryol.net/wp-content/uploads/2019/01/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e.png?resize=300%2C140&ssl=1)
こういう機能が確かにあって、
「Xアクセラレータ」をクリックすると、
![](https://i0.wp.com/marryol.net/wp-content/uploads/2019/01/1412b7cdb8f1305946c4d4ca7576d38c.png?resize=300%2C139&ssl=1)
デフォルトはもちろん「設定しない」なんですが、
自分ではここを初めて開けたはずなのに、
アクセス爆発したサイトのドメインが「ON」になっていました。
(ちなみにもうひとつは殆どアクセスのないサイトなのになぜかONになってる)
とりあえずはこれで、
負担は軽減されるみたいなので、
しばらく様子を見てみたいと思います。
最後にもし今後、
今回のようにアクセスが集中した時にエラーが出ないために、
どうしたら良いのか?
エックスサーバーからのメールの内容から転記させていただくと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■突発的な集中アクセスへの対策について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━この度の局所的な負荷上昇は、突発的な集中アクセスにより
プログラム負荷(CPU負荷)が高まるとともに、同時に稼働するプロセス数
(プログラムファイルのみならず、画像やCSSなど、静的ファイルへのアクセスも
含みます)が非常に多くなっていたために発生しております。このような場合、
・プログラム負荷(CPU負荷)への対策
・同時に稼働するプロセス数への対策双方の面から対策を行っていただく必要がございます。
このようなことが書いてました。
まず「プログラム負荷(CPU負荷)への対策について」。
これは「キャッシュ」のプラグインをワードプレスに導入することで、
改善されることもあるとメールに書いていたのですが、
実は私は503エラーが多発していた時に色々検討した結果、
キャッシュ系のプラグイン「Autoptimize」をすでに導入していました。
しかしながらこういった、
キャッシュのプラグインというのは、
他のプラグインに悪い影響を与えることもある、
ということもあるらしく、
私は今のところは大きな問題はないものの、
このプラグインを導入したことで不具合が生じた、
といった事例もあるらしいので、
キャッシュプラグインを入れる時は、
よく調べてから導入することをおススメします。
次に「「PHP7」への変更」というのがあります。
この変更そのものは簡単で、
エックスサーバーの管理画面、
サーバーパネルからログインすると、
「PHP Ver.の切替」とあるのでこれをクリック。
![](https://i0.wp.com/marryol.net/wp-content/uploads/2019/01/2.png?resize=300%2C201&ssl=1)
するとドメインが表示されるので、
ドメインの個別ごとに、
PHPのバージョンを変更設定することが出来ます。
ココで言っている「PHP7」ですが、
従来の「PHP5」と比べ2倍以上の実行速度を誇っているそうで、
またセキュリティの面から考えても、
早めにバージョンアップを行った方が良いとは言われていますが、
しかしその反面バージョンUPさせることで、
WordPress内のプラグインが「PHP7」に対応していないことなどによって、
不具合が起きる可能性もあるようなので注意が必要です。
実際に私も行わなきゃ・・・
と思ってはいるものの、
一度バージョンをPHP7にしたとき、
直後に不具合が起きたため、
結局「PHP5.6.36」に戻してしまいました^^;
(これについてはもっと勉強してからやってみたいと思います)
ですがバージョンをUPさせていた方が、
アクセス過多によるサイトへの負荷の軽減も見込まれると、
メールには記載されていました。
そしてもうひとつ、
「CDNサービスを利用する」
これを導入することで、
画像などの静的ファイルと呼ばれているものが、
外部のサーバーから配信されることになるため、
エックスサーバーの負担も軽減される、
ということなんでしょうね。
以上がアクセスが集中した時、
サーバー側から制限されないための対処法として、
実際にエックスサーバー側から来たメールの内容を元に、
ご紹介いたしました。
良かったら参考にしてみて下さいね!