最近ブログの記事を更新した時、
こんなエラー画面が多発するようになりました。
げっ☆
これ・・・なんのエラー?
訳すると、
「一時的にサービスは利用できません」
「また時間を置いて試してみて下さい」
といった意味の、
いわゆる「503エラー」と呼ばれている、
エラーメッセージであることが判明。
ということは・・・
記事更新どころか、
ブログの訪問者が閲覧できないっていうことだよね?
これはアフィリエイターとしては死活問題っ
ということで、
まずはブログで使っている、
レンタルサーバーの会社「さくらインターネット」の、
「障害・メンテナンス情報」をチェック。
(レンタルサーバーのメンテナンス障害情報の一覧)
「もしかしたらサーバー会社のトラブルかも」
と思って見たのですが、
そんなトラブルの記載はない。
それじゃあ、
なんでこんなことになっているの?
ということで今度はさくらインターネットに書いてあった、
「ウェブページのエラーメッセージ」を見たところ、
こんなことが記載されていました。
一時的にウェブアクセスが集中している、CGIプログラムが誤作動を起こしている、アクセス転送量が多い場合などに 表示されるエラーです。
以下についてご確認ください。
- 時間を置いて接続する、アクセスが少ないと思われる時間に接続する
- SSH接続が可能な場合は、設置しているCGIプログラムについて、動作不良プロセスがあるかどうか確認する
- 転送量の多いコンテンツ ( 音声ファイルや動画など )を見直す
うーん。
アクセス集中ねえ。
確かにトレンドを扱っているサイトがあるとはいえ、
最近は大きな爆発を狙った記事を書いていないから、
リアルタイムでのアクセス数をチェックしても、
たいしたアクセスはないので、
「アクセス集中」というのは考えられない。
となると、
トレンドや特化型サイトに入れている、
画像とかが負荷をかけているとか??
まあ正直いって、
これだけだとイマイチよく分らなかったので、
このエラー解決に向けて、
自分なりに色々調べて行ってみました。
目次
レンタルサーバーは自分だけの問題じゃない
そもそも、
こうやってワードプレスでブログを作成するにあたり、
サーバーをレンタルするのですが、
この「サーバーをレンタルする」って一体、
どういうことなんでしょうか?
一般的にさくらサーバーやエックスサーバーといった、
「レンタルサーバー」というのは、
借り物・・・つまり、
「自分専用」ではないということ。
つまりは色んな人と同じサーバーを共有している、
ということになるんですね。
なのでそこで、
プランによって1人当たりの容量が決まっており、
そしてアクセスの制限も設けられている、
ということになります。
ちなみに私が現在、
主にアフィリエイトで使っているレンタルサーバーは、
「さくらサーバー」のスタンダードプラン、
というやつで、
容量100GBで月500円と安いのですが、
瞬間アクセスが500PVもあったら、
必ずこのエラーが出てしまいます(涙)
なのでガチでトレンドを扱うのは、
ハッキリ言って不向きですが、
リアルタイムで安定して、
二桁アクセスなら問題ないというところで、
今はとりあえず、
このレンタルサーバーを利用しています。
さてこのように、
アクセスが大量に爆発するということで、
自分だけではなく他のサイトにも影響が出てしまうのが、
共用サーバーと言われる「レンタルサーバー」の特徴、
ということなので、
もし他の人のアクセス爆発からくる影響から、
この「503エラー」が出るということがあり得るわけです。
しかし自分以外の場所でのアクセス過多が原因だとすれば、
時間が経過すればこのエラーは出なくなるはずなんですが、
私が今回体験したものは、
いくら時間が経過してもエラーが出続けていたんです。
もちろん、
自分のブログに多くのアクセスが集まっているわけでもありません。
ではなぜエラーが出続けてしまうのか?
更なる原因について調べてみました。
なぜ503エラーが出るのか
(さくらサーバーでの確認方法)
さくらインターネットのレンタルサーバーを利用していて、
メンテナンスや障害以外で503エラーが多発する場合、
自分に原因があるかどうかチェックする方法について、
ご紹介したいと思います。
まず自分のコントロールパネルを開きます。
↓↓↓
そして「サーバーコントロールパネル」の左側、
【運営に便利なツール】の、
【リソース情報】をクリック
すると「503エラー」の発生状況というのがグラフで表示されます。
今回解決したのでグラフの右側が大きく下がっていることが分かりますが、
一番多い日で1日1500回もの「503エラー」が出ていた日がありました。
1500回って一体、
どれだけアクセスを損していたのかっていう話ですよねw
そこでまず、
どのくらいアクセスがあったのか?
グラフ表示させてみました。
※黄色のグラフがPV数です。
アクセス数=503エラー発生回数
ではないことがこれで分かりますよね?
では一体何が原因かということですが、
このグラフの下に、
「コメント」というのがあります。
今はエラーが出ていないのでこのようになっていますが、
実は503エラーが多発していた時、
【2017/11/03 プログラムの過負荷により、CGI/PHPが制限されています。】
といメッセージがここに出ていました。
そこでこのメッセージの意味について色々調べたところ、
当てはまりそうな原因として、
- 外国からのスパムなど不正アクセス
- 画像などの転送ファイルが多い
この二つの可能性が当てはまるのかな、
と考えたのです。
そこでまず、
外国からのアクセスの可能性を調べるため、
同じくさくらインターネットのコントロールパネルより、
【アクセスログの設定】より、
アクセス解析を行うツールの設定を行うことで、
アクセスの状況を調べます。
↓↓↓
この画面では【アクセスログの保存設定】というのが、
「残す」にチェック入っていますが、
最初は全て「残さない」になっています。
なのでこのチェックを全て「残す」にして、
最後に【送信する】をクリックすると、
アクセス解析が出来るようになります。
ただしこれは、
設定した翌0時以降に前の日が表示されるため、
設定してもすぐに見れないので注意して下さいね。
※そのため設定した直後は画面にある「アクセス解析」は、
表示されていません。
そうしてアクセス解析を行い、
明らかに外国からのアクセスが多ければ、
それはおそらくスパム的なもののアクセス過多が原因、
ということになるので、
スパム対策の強化を図ったり、
外国からのアクセスを制限するといった対策が必要となります。
ちなみに私の場合は、
そこまで目立った外国からのアクセスはなかったにしろ、
国が特定できないアクセス、
というのが多く、
解析の結果の73%が国別不明。
そして次の日本が20%となっており、
それ以外で多かったのが、
ニューヨークの3%弱、
以下は他の国という結果でした。
そしてこれだけみると、
そんなに不正アクセスが多かったかどうか?
確かにニューヨークとかの外国は怪しいにしても、
それほど目立って多かった訳でもなく、
また「国別不明」っていのうも、
どう見たらいいか?よく分らないんですが・・・
しかしながら、
よくアクセスされているURLや、
エラーログをみると、
確かに何かがおかしい気がする・・・
自分や正規のユーザー以外のアクセスが、
間違いなく多発しているのは分かるんですが。
かといってこれをどうやって対処すればいいのか?
そこで調べた結果、
サーバー設定のファイル「.htaccess」と言われているものに、
アクセス制限したいIPアドレスを追加するといった対策法を目にしましたが、
正直これって、
FFFTPソフトを利用したりして行う部分になるため、
もし失敗したら・・・サイトが表示できなくなるかも!?
そんな恐れもあるため、
自分でちゃんと理解できていないうちは、
こういった高度な対策をするのは危険かと(汗)
こういったPCに不慣れの人にはハードルの高い、
日本以外のアクセスの制限をするといった対策はせずに、
無難で簡単に出来そうな対策?として、
(効果があるかどうかは分かりませんが)
スパムコメントの排除の強化と、
セキュリティ対策として、
ワードプレスのプラグインの、
最新バージョンへのアップデート。
これだけやっておきました。
ということで結果的に、
アクセス解析してもイマイチ、
原因と対策の仕方がよく分らなかった私は、
他の「プログラムの過負荷」の原因と対策について、
見直しをしてみました。
画像を圧縮するソフトを導入する
今回さくらインターネットを利用して作っていたブログは、
トレンドサイトとエンタメ系のブログだったことから、
画像やYouTube動画などを多く埋め込んでいました。
とはいえ、
レンタルサーバー容量にまだ余裕はあったのですが、
画像などが多いことでファイルの転送量が増え、
それが結果的に「プログラム過多」の原因になるのでは?
と考えたことから、
今度はワードプレスのプラグイン、
【EWWW Image Optimizer】を導入しました。
このプラグインは、
一度インストールしてしまえば、
次から画像をUPしたときからは、
最適なサイズに圧縮されるという、
便利なプラグインです。
また過去にUPした画像も、
このプラグインを導入することで一括で圧縮処理できる、
とのこと。
ということで、
このプラグインを早速導入。
これで画像ファイルの容量が小さくなったと思います。
さくらサーバーへCGI/PHPの制限解除してもらうには?
以上のことをやってみた上で、
次はさくらインターネットへ「制限解除」のメールをしました。
これはどういうことかというと、
さくらレンタルサーバーを使っていて、
【プログラムの過負荷により、CGI/PHPが制限されています】
というエラーメッセージがあった場合、
さくらインターネット側ではその原因を調べてはもらえず、
自分で原因を見つけ対処した上で、
さくらインターネットへ制限解除のメールを送らないとダメ、
なんです。
そうしないといつまでたっても、
CGI/PHPが制限されたままとなり、
永遠と503エラーが多発してしまいます。
実はこのエラーメッセージが出た後に、
さくらインターネットのサポートに、
「解決策が分からない」
といった旨のメールを送りました。
ところが。
帰ってきたメールは、
コレ。
共用サーバ内において負荷が発生した際、どのユーザが該当するかを
確認し制限を実施しております。そのため、どのコンテンツに問題が
あるのか、どのようなアクセスが原因であるかは弊社で確認いたして
おりません。ご利用サーバのアクセスログを残す設定を行ない、お客様で確認を
お願いしております。▼アクセスログの設定と管理
https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/206054252ご希望に沿えない回答となり申し訳ございませんが、何卒、ご了承
ください。お手数ではございますが、ご確認の上、お客様にて更なる見直しを
行っていただきますようお願いいたします。なお、制限の解除は、対応が完了した事をご連絡いただいてからと
なりますため、負荷が減りましても、自動的に解除されません。再度、運用の見直しを行なわれましてから、改めて解除をご依頼
くださいますよう、お願いいたします。
そんなこと言われても・・・(汗)
という気分になりましたが、
とにかく自分で調べてどうにか対処するしかない、
ということなんですよね(涙)
正直言って、
やってきた対策が正しかったかどうか?
実はいまだによく分りません。
(すみません・・・)
今回のエラーについて、
この現象についていろんな方が記述して下さっており、
かなり参考になりましたが、
ただ自分で対処するには、
そもそもの「原因」の特定が、
私自身キチンと出来なかったのと、
うかつに設定できない部分によるものの対処をすることで、
結果的にサイトが真っ白とかなってしまうのは、
やはり怖いので。
無難な対処しか出来ませんでした。
しかしこれだけの対処をした上で、
ダメもとでさくらインターネットへ、
制限解除のメールを送信。
ログの確認や画像などのコンテンツを圧縮等をして対応しております。
つきましては制限の解除をお願いしたいと思いますので、
ご対応の程お願い申し上げます。
とりあえずこんな風にメールを書いて送信したところ、
さくらインターネットからの返事が、
コレ
現時点ではご利用サーバへの影響も見受けられませんため、
制限を解除いたしました。しかしながら、今後同様にサーバに許容範囲を超える過負荷等が
発生しました場合、再度制限が設けられる可能性がございます。あらかじめ、ご了承くださいますようお願いいたします。
ということでめでたく、
制限解除してもらえました。
こんな対応で合っていたかどうか?
イマイチ分かりませんが、
「ご利用サーバへの影響も見受けられません」とあるから、
一応解決されているとみていいんでしょうね?
しかしまた同じようなことが起きたら制限するよ、
とあるので・・・
次にまた「503エラー」が出た時が恐怖です☆
さくらインターネットで503エラーが出た時の対策順序
ちなみにさくらインターネットでは、
このようなエラーが出た時に一時的に制限を自分で解除できる機能があるんです。
【リソースブースト】
※【リソース情報】をクリックしてスクロースすると下の方に出てきます
これが通常OFFになっているので、
これをONにすることで一時的に制限解除され、
503エラーは出なくなります。
しかしこれは2日間しか使えず、
また一度使うと14日間は使用できなくなるので、
503エラーが出てこれをすぐに使う、
というのはちょっと考えた方がいいですね。
実際私もこれを先に使ってしまったために、
さくらインターネットから制限解除してもらうまでの期間、
この【リソースブースト】が使えなくて、
503エラーが出まくっていました。
なので、
503エラーが多発した時の対策手順を最後に記しておこうと思います。
さくらインターネット側の障害やメンテナンス等に該当しない場合
1.さくらインターネットの「サーバーコントロールパネル」にログイン。
【運営に便利なツール】の【リソース情報】より、
エラーメッセージが届いていないか確認。
2.エラーメッセージが届いていたら内容を確認する。
※エラーメッセージが、
【プログラムの過負荷により、CGI/PHPが制限されています】の場合
アクセス解析やエラーログのチェックをして不正アクセスに対する制限や、
画像ファイル等の転送などが多いようなら容量を軽減するなどの見直しをする。
3.エラーメッセージにCGI/PHPなどの制限をかけているといった記載がある場合は、
最初にエラーに対する対処を自分で出来る限り行った上で、
さくらインターネットの問合せより「制限解除」するようメールをする。
※送信するメールにはエラーメッセージの内容と、
このエラーに対して今対応していることを伝えた上で制限解除をお願いする。
また一時的に「今からリソースブーストを使用する」ことも伝えておいた方がいいかも?
4.【リソースブースト】を利用して、
制限解除されるまでの間応急処置を取っておく。
5.制限解除のメールがさくらインターネットから届いたら、
503エラーは解決。
ちなみに私は問い合わせをし制限解除をお願いするといった対応の前に、
先にリソースブーストを利用してしまったので、
制限解除されるまでの間に、
リソースブーストが作動する期間が切れてしまい、
結果的には1週間以上503エラーが出続けてしまいました。
このようなことから、
503エラーが多発したらすぐにコントロールパネルより、
リソース情報でエラーメッセージが届いていないか確認をし対応をした後、
さくらインターネットへ制限解除のお願いのメールをしてから、
リソースブーストの機能を利用すると、
503エラーが出る期間が少なくてすむのではないかと思います。
なお制限解除のお願いメールをしても、
さくらインターネット側が営業時間外だとすぐに対応してもらえません。
私の場合は2017年11月11日(土)に制限解除のメールをし、
解除されたのが11月13日(月)。
週末の土日を挟んだことで、
制限解除されるまでの対応が遅くなってしまいました。
もしこの期間にリソースブーストが使えていれば、
解除を待っている間に一時的に自分で解除出来たのですから、
便利な機能ですが、
先走ってリソースブーストを使ってはダメですよ^^;
一度使うと2週間は使えなくなるので、
この機能を使う時はタイミングをよく考えて使うことをおススメします。
あっでも!
もし書いた記事がトレンドになることで、
アクセスが爆発し、
リアルで何百人というアクセスがあるときは、
このリソースブーストをONにすると、
アクセスの取りこぼしが軽減されると思われるので、
私のようにさくらインターネットで、
レンタルサーバー「スタンダード」にて、
トレンドアフィリエイトをやっている方は、
参考にしてみて下さいねっ