うちの会社では毎年、
1年間の目標を書いて提出し、
1年後に自分で評価をするのですが、
今年も6月に、
昨年書いた目標に対しての評価を行いました。
その時に上司が書いた、
私への評価・・・
ヒューマンエラーは「0」にはなりませんが、
エラーを起こしてしまった時の状況を冷静に分析し、
エラー「0(ゼロ)」を目指して下さい
・・・短い文章ですが、
なんか印象に残っています。
そもそも、
「ヒューマンエラー」ってなんだろう?
この文書を読んだだけでも、
何となく分かりますが。
改めて調べてみようと思います。
目次
ヒューマンエラーとは?
まず、
「ヒューマンエラー【human error】」の意味ですが、
簡単に言うと、
「人為的な過失やミス」のこと。
例えば、
設備や機械の操作や乗り物の操縦において、
事故や災害を起こす行為といった、
事故原因となる作業員や操縦者の、
故意・過失を指すときに使われている言葉のようです。
ウィキペディアなどを見ると、
ヒューマンエラーの事例として、
航空機や列車事故を事例として挙げています。
しかしこのような大きな事故に限らず、
普段の生活においても、
「ヒューマンエラー」というのは、
誰もが起こす可能性があるといえます。
誰もが起こす可能性のあるヒューマンエラー
人間だれしも、
「完璧」な人間というのは存在しません。
人間だからこそ、
必ず失敗=エラーを起こすのは当然と言えます。
だからこそ、
「間違える」ことを前提とした対策というのが、
必要となると言えます。
ヒューマンエラーには3つの分類がある
さてヒューマンエラーには、
大まかに3つの分類があると言われています。
それは、
【認知】・【判断】・【行動】です。
- 認知
理解をしていなかったり、
間違って覚えること。 - 判断
事実に対して間違った判断をすること。 - 行動
自分の意志とは違う行動をしたり、
適切な行動が出来なかったり、
意図的に間違った行動をとること。
ヒューマンエラーが発生する原因とは?
それでは、
ヒューマンエラーはどういった時に発生するのでしょうか?
まず主な原因として挙げられるのが、
「知識不足」からくるものがあります。
正しい知識や経験が足りないがために、
ミスは起こりやすいといえます。
また中途半端な知識というのも、
失敗の原因となりやすいです。
中途半端に覚えることで、
誤っていても、
正しいと思い込んでしまうがために、
結果的にミスへと繋がる、
ということもよくありますよね?
しっかりと正しい知識を身につけることで、
ヒューマンエラーを「0」に近づけることができます。
慣れに要注意!
しかしここで気を付けたいのが、
「いつもやっていることだから」
と慣れてしまうことです。
「いつもやっている」
という意識が強くあると、
些細な誤りを見逃してしまいがちになり、
そこでミスが起きてしまいます。
私が会社で失敗をする原因のひとつは、
この「いつもやっていること」で、
よく失敗しますね・・・
「いつもやっているから」
と過信をせずに、
常に注意することが大事です。
もし失敗をしたらどうなるのか・・・?
ヒューマンエラーの防止策のひとつとして、
「もしここで失敗をしたらどうなるのか?」
と言うことを常に考えるようにしてみましょう。
例えば医療系の話で言うなら、
「もし患者さんのデータが入れ替わったら?」
(考えただけでも怖い・・・)
AさんとBさんのデータが入れ替わったとしたら、
どうなるのか?
ということを考えた時に、
Aさんのデータが、
Bさんのものとして報告されてしまうわけですが、
もし仮にAさんに異常がなく、
本来ならBさんには異常が見つかったとしても、
BさんについてはAさんのデータを見ることになるので、
「異常なし」と判断されてしまうので・・・
つまり。
病気が見逃されてしまうということになる!?
・・・これって、
とても怖いことですよね?
このように、
失敗した先にはどうなるのか?
ということを常に頭におくことで、
失敗をしないためにどう気を付ければいいのか?
考えて行動するようになるため、
結果的に、
ヒューマンエラー「0」に近づけると言えます。
ヒューマンエラー「0」を目指す
こうやって気を付けていながらも、
人間だれしもが、
些細なことで失敗するんです。
(私なんて本業においては些細な失敗の連続ですからww)
しかし冒頭にも書きましたが、
「エラーを起こしてしまった時の状況を冷静に分析」することで、
同じ失敗を繰り返さない努力をすることが出来ます。
そしてヒューマンエラーをなるべく起こさないためには、
- 正しい知識を身につける
- 思い込みでやらない
- 慣れているからこそ注意する
- 失敗したその先のことを常に頭に置く
- 例え失敗したとしてもその時の状況を冷静に分析し、
次は同じ失敗をしないようにする
このようなことを心がけて仕事をすることで、
ヒューマンエラー「0」を目指していきたいと思います。